書き言葉だからこそ伝わる「想い」がある
― My Maruman #04(bien_s.0913さん / 書家)

マルマン文具のユーザーに、愛用品の使い方やこだわり、ご自身の描く(書く)ことについて伺っていくQ&A企画「My Maruman」。第4回は書道/美文字講師の斉藤美苑さんです。斉藤さんは書芸術の探求と個性伸長の書教育を目的とした東洋書道芸術学会で師範を務めながら、Instagramでは自身が心動かされた言葉を日々発信しています。書き言葉で表現することで「思いが言葉に宿る」と話す彼女に、愛用しているというMnemosyne(ニーモシネ)の使い方も交えながら、日々の活動ついて伺いました。

 

Q. あなたは何を描く人?

誰かが何気なく言ってくれた素敵な言葉、自分が大切だと感じたこと、忘れたくないと思ったことを出来るだけ自分の言葉で書くようにしています。

 

Q. 今のスタイルで描きはじめたきっかけは?

「手書きツイート」というものを知り、「自分の手書きの文字を写真に載せていいんだ!」と衝撃を受けました。それをきっかけに、今まで自分を導いてくださった方々の大切な言葉を、私自身が忘れないよう書き始めました。

 

Q. 描くことを通して起こった変化は?

書かれた言葉の力は本当に強い、と感じたこと。話し言葉だと聞き流してしまう言葉も、書き文字だと何度も見返すことができる。手書きの文字だと、より強く見てくださっている人には伝わるんだなと、投稿する度に感じます。それは手書き文字が書き手の想いも一緒に伝えてくれるからなんだなと思います。

 

Q. あなたにとって描くことの魅力とは?

書くことは誰でも簡単にできる自己表現だからこそ、とても魅力的なんだと思います。筆跡や文字の形はそれぞれ違うから、誰が書いたかすぐわかるし、気分やその時の状態によって書く文字が微妙に変化するところも面白いです。

 

Q. 「これから描いていきたいテーマ」について教えて下さい。

これからも素敵な言葉たちを書いていきたいなと思います。昨年出産し、母親になりました。今までとは違った視点で言葉探しができるようになると嬉しいですし、皆様に見ていただくことで、自分の字がさらに想いを伝えられる字になっていくよう頑張りたいです。

 

Q. Mnemosyneをどのように使っていますか?

ほとんどの手書きツイート投稿でMnemosyneを使っています。

 

Q. Mnemosyneのどんなところが気に入っていますか?

Mnemosyneの書き味はとても滑らかで、ペンの発色もとてもキレイ。書いた字もなんとなく美しく見えてしまうから不思議。厚みもちょうど良くて裏に色が写ってしまうことがないのも魅力的です。一度他のものを使ってみたのですが、Mnemosyneに戻りましたね。

 

Q. Mnemosyneと相性の良い筆記具や文具があれば教えてください。

Mnemosyneは無地タイプのものを使っているのですが、0.7mmの水性ボールペンで書くのがお気に入りです。Mnemosyneはペン先の滑りが良く、細いペン先や硬いペン先のものだと私は滑りすぎてしまうので油性より水性のボールペン、ペン先が少し太めのものを選んで使っています。文字のハネやハライ、トメもキレイに出せます。

 

Q. お気に入りの1ページを選び、紹介してください。

一番好きなココ・シャネルの言葉です。

誰かに好かれようが嫌われようがどっちでもいい。「わたしは、わたし」。判断はいつも他人軸で、「他人にどう思われるだろうか、どう言われるだろうか」そればかりを気にしてきた私にとって、考え方が変わるとても大事な言葉でした。

 

<プロフィール>

bien_s.0913 / 斉藤美苑
書道講師
書道講師・美文字講師として都内やその近郊で教室を開く傍ら、Instagramアカウントでは自らが心を動かされた言葉たちを「手書きツイート」として発信している。https://www.instagram.com/bien_s.0913/  https://www.instagram.com/yuki.syo_bien/?hl=ja