自分の考えを記録し、振り返ることができる
― My Maruman #02(harunon_skyeさん / 水彩イラスト)

マルマン文具のユーザーに、愛用品の使い方やこだわり、ご自身の書く(描く)ことについて伺っていくQ&A企画「My Maruman」。第2回はドラマや映画の感想を絵日記のように綴っているharunon_skyeさんです。柔らかでシンプルなタッチが人気を集めています。水彩画で描くことが多いため、紙質がしっかりとしており、絵の具の乗りがいいvifArtがお気に入りなのだそう。そんなharunon_skyeさんの日々のノートの使い方、使い心地を伺いました。

Q. あなたは何を描く人?

主にドラマや映画の感想とイラストを描いています。イラストは描き込みすぎず、全体的に統一感のあるシンプルなものになるように心がけています。その他にも、食べたものや見たものなどを描く、簡単な絵日記をつけています。

Q. 今のスタイルで描きはじめたきっかけは?

ドラマや映画の好きなシーンを自分なりに記録しておきたいと考えたからです。もともとドラマのイラストはノートに描いていましたが、1話毎にポストカードとして残った方が嬉しいな、と思い1話につきポストカード1枚、という今の形式になりました。

Q.  描くことを通して起こった変化は?

あとで書いたものを見返してみると、自分の好きな表情やシーンの傾向がなんとなく理解できるようになりました。また、同じドラマを2度目、3度目に見た時、1度目の記録と照らし合わせて感じ方の変化に気づくこともあります。私は人物を描くことが多いのですが、「なんとなく似せる」ことが少しだけできるようになってきた気がしています。

Q. あなたにとって描くことの魅力とは?

自分の脳内にあることが可視化されることと、その考えが手元に残ることです。

Q. 「これから描いていきたいテーマ」について教えて下さい。

心に残ったドラマや映画の感想絵は、時間を見つけてこれからも継続して描いていきたいと思います。ジャンルや人物に関しては、現在はかなり偏りがあるので、出来るだけ幅広く描くことが今後の目標です。 

Q. vifArtをどのように使っていますか?

主に着色に透明水彩絵の具を使用したいときに、vifArtを使用しています。綴りになっているvifArtは軽く絵を描きたいときに使用しており、新たに購入したポストカードタイプになっているものは時々ドラマの感想絵を描くために使用しています。

Q. vifArtのどんなところが気に入っていますか?

「スケッチブック」よりも紙面が硬く、水をたくさん使用しても紙が波打たないので透明水彩絵の具で着色したいときにちょうど良いと思います。透明感の強い透明水彩でもマットに塗れるもので、そのような効果を狙いたいときに使用しています。また紙色がクリームがかっているので優しい雰囲気が出せるところも魅力だと思います。個人的にはもう少しだけ紙面が柔らかいと描きやすいです。普段は中目を使用していますが、透明水彩のツヤツヤ感を残したいときは粗目を使用しています。

Q. vifArtと相性の良い筆記具や文具があれば教えてください。

普段使っているトモエリバー紙が使用された手帳はインクの伸びが良いため呉竹のCLEANCOLORを使用していますが、vifArtの場合はインクを吸い込んでしまうので呉竹の透明水彩セットを使います。また、私は字も絵も小さいので0.38のボールペンか0.3のシャープペンを使用しています。

Q. 最近描いた、お気に入りの1ページを選び、紹介してください。

好きだったドラマの1話を描いた感想絵です。いくつかある描きたいシーンからまずどこを描くか、どのように配置するかを考えます。紙面に8人前後描いて収まりが良くなるような配置を考えるのが一番難しくもあり、面白いところでもあります。一気に下絵を描いて、色の薄いところから、同じ色の箇所を一気に塗っていきます。この絵は4時間弱で描きました。

 
《プロフィール》

harunon_skye / はるのん
水彩イラスト 

ドラマや映画など自身が観た作品のイラスト・レビューを描き、自身のアカウントで発信している。水彩画材を使った、柔らかなタッチのイラストが特徴的。
https://www.instagram.com/harunon_skye/
https://www.instagram.com/spr_skye2/